今年の正月のある日、20数年来、懇意にしておりました洋風料理ニシモト
を訪ねてみましたら、店は閉ざされ、貼り紙が貼られておりました。
外装の蔦だけでなく、内装も元々和室であった名残を残した造りにリニューアルされておりましたが、
老朽化のために、壊されてしまうことになったことが判り、大変寂しい気持ちになりました。
それ以来、建物が壊されている様を見るのが心苦しくなりそうで、店の前を避けて通るようになり、半年以上が過ぎました。
丁度、高島屋で子供服のバーゲンを行っているということで、難波に出かけたのですが、何時もでしたら、地下の今庄そばで軽く昼を摂るのですが、この日に限って、子供が蕎麦を食べたくないということでしたので、お腹が空いてはおりましたが、もしかしてニシモトが再開しているかもしれないと、高島屋からはだいぶ心斎橋側に移動しなければなりませんが、行ってみることにしました。
恐る恐る、店の前の道を難波から心斎橋に向けて歩いて行きますと、確か店があったと思う場所に黒いビルが建っておりました。
ちょっと見上げてみますと、ニシモトビルヂングと書いてあるではないですか!
懐かしい看板もありました。
貼り紙をみますと、どうやら、僅か4日前にリニューアルオープンした様です。

営業中の札を何度も確認して、エレベーターで3階まで上がりました。
エレベーターホールには懐かしい看板が健在でした。
元はこんな感じでした。
さり気無く、出窓のコーナーには、
元のお店のカウンターの板そのものが使われておりました。
この疵が物語っておりますでしょ!?
基本的に、お店の中の構えは、厨房が丸見えのオープンスペースに変わっておりましたが、
気になりました、要予約の個室も特別に見せて頂きました。
店の奥の階段を上って行ったところにあります。
階段には、以前のお店で使っておりました、電話器「などが飾られておりました。
階上の「個室は、明るく開放感のある佇まいでしたが、
やはり、タイムスリップしてしまいますね。

個室は10名位で貸切出来るそうです。
それでは、肝心の料理ですが、私は此処のハヤシライスを愛しております。
私は玉ねぎが苦手で、飴色に原型を留めない位に熱を加えませんと食べられません。
口や胸が焼けてしまうからです。
しかし、此処のハヤシライスの玉ねぎは玉ねぎのシャキシャキ感を残して、尚、私の口や胸には障らないのです。
こんなに玉ねぎのシャキシャキ感を安心して楽しめるのは此処のハヤシライスだけなのです。
ですから、この玉ねぎの絶妙さが少しでも狂いましたら、私は敏感に感じる筈ですが、10ヶ月近いブランクは全く影響しておりませんでした。
ビーフカツも健在でしたし、
懐かしい重箱もそのままでした。
食べれば食べるほど、お腹が空いてくる様なとても素晴らしい洋食。
また、違うメニューを食べに訪ねたいと思います。
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